畑で一台の耕運機が動いていた。案の定、サギたちが周りに集まって飛び出してくる虫を見つけている。そばまで行くと、10羽ほどのアマサギ(夏鳥)が主だった。サギたちは耕していく耕運機の後をついて行くもの、進んでくる耕運機の前でじっと立ったままで、轢かれる直前にトコトコ横によけるものなど、いたずらっ子のように楽しんでるようにも見える。運転している農家の人は、これまた思わぬ相手になってくれるサギたちを見ながら、少しニヤニヤしながら、でも決して運転を止めることなく進めていく。毎年の光景なのだ。
●アマサギ:Cattle Egret 黄毛鷺(Ama-sagi)51cm 夏鳥
2025.5.19 隣県の田園地