2019年5月31日金曜日

Pacific Loon 白襟大波武

淀川に1羽のシロエリオオハムが逗留して一ヶ月になる。
最初に確認された日、たまたま枚方河川敷に行っていた。
冬の渡り鳥の通過であるので、直ぐ抜けるだろうと考えていたが、3日ほど経ってもまだいると言う。
それではと撮影に行ったが、比較的近くへ来ても逆光で、双眼鏡で観察する本来のバードウォッチングになった。

その後、ずっといて、大塚河川敷側から近くで写せると聞き、やっと昨日行ってきた。

北極海沿岸まで帰るシロエリオオハムは、渡りの途中で体調を崩すと河川や湖沼で一定期間快復のための逗留をすると聞く。この個体にとって不運だっただろうが、淀川で夏羽のシロエリオオハムが観察できることは、まずないことだろう。
幸い元気そうにしているのでほっとした。


写真1~6は羽ばたきしたときのもの。

1.


2.



3.



4.



5.



6.



7.虹彩は赤い



8.



9.大勢のカメラマンの動きをしっかり確認している



10.光の当たり具合で首から頭の色が変化する



11.中州に近づいている



12.脚はかなり後部についている



13.ヒレの大きさからすると、水中では尾羽をフィンのように使っていると思われる


中州へ上がる。

14.足を蹴って腹ばいで砂上を動いていた



15.両足がかろうじて見えている


16.直ぐに川へ戻ろうとしている



この後は、動画に切り替えて撮影した。
手持ちだが、貼り付けておく。全画面で見ることをおすすめする。

 
[動画]

2019年5月24日金曜日

Blue-and-white Flycatcher 大瑠璃巣作り始める

北摂山中では、第2陣到着のオオルリ♂たちが、メスを求めて美声でさえずっている。
声は、渓流沿いの山合に響き渡るが、その姿を見つけるのはなかなか難しい。

そんな中で、巣作りを始めた目出度いカップルもいる。

じっとしていると、突然目の前にオオルリが下りた。
薄暗い中でも、虫をくわえたのがわかる。
向こうでさえずりが聞こえるのでそのオスではない。

餌をくわえてすばやく横の低い枝に飛び上がり、止まる。
距離にして4~5mほど。

急いで設定し直し、カメラを持つ手が緊張する。

1.虫をくわえたオオルリ♂


鳴かずにこんな下で餌をとる。
どうやら、近くに巣があるのでは、ひょっとすると孵った雛にやる餌か。
しかし、自分で食べた。

しばらくして、ずっと向こうで何やらとっている鳥影。
とりあえず、写してみる。

2.何かくわえているオオルリ♀


渓流沿いにこちらへ飛んでくる。
そして、枝に止まった。

3.コケをくわえたメス


オオルリはコケで巣を作る。
このメスは、巣の材料を運んでいるのだ。

ところが、この先の葉陰に止まってじっとしている。
それではと、その場を離れて陰から動きを見ていた。

4.


私がいなくなってしばらくすると、さっと近くで作りかけの巣穴に入った。
あんなところかという、わかりにくい場所だ。
出入りする姿がなければ、決して見つけられない。
やがて、このメスがすばやく出て飛び離れる。


5.写真1のこのオスとつがいのようだ


更にしばらくして、先ほどのメスが姿を現した。

6.青虫を咥えて食べたオオルリ♀


立派な巣作りと、産卵をしてくれたまえ。

ヒナが孵るまでは、いつ巣の放棄をするかわからない。
人がうろうろすると、ほぼ放棄する。

メールや電話で連絡し合い、すぐ集まる鳥撮りのグループに気付かれないことを願っている。

2019年5月22日水曜日

Japanese Paradise Flycatcher 三光鳥巣作り

サンコウチョウが巣作りをしていた。
形はほぼできている。
オスとメスが頻繁に行き来している。
巣の近くでは、ほとんど鳴かない。

誰にも気付かれずに、巣の放棄などの事態にならないように!

是非無事に卵を産み、温め、雛を孵してほしい。


1.サンコウチョウのオス



2.サンコウチョウのメス



3.実に丁寧に作る姿は知能の高さを示している



まだメスとの求愛が成立していないオオルリは、懸命にさえずる。
時に、三光鳥の鳴き声も取り入れて・・・

今日はメスと出会って尾羽を盛んにピント上げる姿を見せてくれた。
その掲載はまたとしたい。

昆虫の世界(オオセイボウ他)

鳥撮りの合間に、草花や虫たちのいとなみに触れ、季節の移ろいを実感することが多い。
道すがらに田が水鏡となって雲がてにとる近さにあるのに驚く。
もう田植えが近づいているのだ。
草花に目をやると、小さな昆虫たちが集まっている。
今日は、そんな虫たちを写してみた。


1.青光りするからだに花粉をいっぱいつけている(オオセイボウ)



2.花はヒメジョオン(姫女菀)かハルジオン(春紫苑)


3.



4.腰の部分が綺麗に光っている



5.鼻が長い象のように見える



6.クロハナムグリ?



7.


8.コアオハナムグリ?



9.



10.上から見たところ



11.したから見たところ(同種別個体)

2019年5月19日日曜日

今日のオオルリ

北摂(高槻・茨木)山中のオオルリ

1.



2.


3.
 
 



4.



5.



6.



7.



ここの渓流でみたトンボ

8.


9.

2019年5月15日水曜日

ぶらっと京都葵祭2019京都御苑

 

今年の斎王代(撮影:旅びと鳴葉Ⅱ)


北摂の野鳥とは外れるが、夏の始まりを告げる葵祭もよいものだ。
今日、行ってきた。

詳しくは、

ぶらぶらブらグ
https://blog.goo.ne.jp/true_tabibito2

に掲載したので・・・

2019年5月10日金曜日

クロツグミ・サンコウチョウ・オオルリ北摂山中

今日は今年一番の暑さということで、北摂の高槻茨木山中へ行く。
奥に入るので、一人の時は、マムシやイノシシ、また近年出没しているクマに緊張する。

今日は、サンコウチョウ、オオルリの鳴き声に対抗するように、クロツグミの美声が沢と山に響き渡る。そして、何とかクロツグミも見ることができた。

サンコウチョウ、オオルリ、クロツグミはいずれも夏の渡り鳥で、大阪城公園や淀川河川敷を通過して、一部はここで営巣する。

クロツグミは2羽がいた。遠くて暗いので確証はないが、もう1羽はメスだったと思う。


1.しっかりこちらを見ているクロツグミ♂ ようやく木立の間で少し止まってくれた


2.すぐ移動する


3.動きはすばやい


4.ほとんどこんな暗さだ


5.かなり近くへ来たサンコウチョウ♂ 尾が長い。



6.長いこと鳴いていたオオルリ


7.少しずつ沢の方へ


8.いったん沢に降りて、すぐさまその上に架かる倒木に止まる


9.赤い色は椿の花


10.また、木立の中の高い枝へ飛ぶ

街中より5℃ほど低い。
何しろ暗く樹木や葉が多いので写真に撮るのは苦労する。
しかし、素晴らしいさえずりの声が聴けるので、避暑に来ていると思えば、贅沢な時間だと思う。