2022年5月28日土曜日

ササゴイ色づくおいかわを捕る

  山へいってサンコウチョウの声を聞きながら、キビタキの水浴びを撮っていたら、地元の人が通りかかり「先日、この先で熊が目撃されているので十分注意してください」と教えてくれた。数年前は地元の山でも熊の徘徊があった。そのまま、バイクを置いている場所まで下り、暑いが河川敷へ移動した。チョウゲンボウはまだ巣立っていない様だった。マガモの親子がいたが、ヒナは10羽から8羽に減っていた。帰る前にもう一度川を確かめるといつのまにかササゴイが1羽来ていた。淡水魚のおいかわ(追河)はまだ上がってきていないと思い込んでいたが、目の前でササゴイが見事に婚姻色のオスのおいかわを捕まえたのには驚いた。今期初の目撃だった。


■■ ササゴイ:Striated Heron 笹五位(Sasagoi) 52cm 夏鳥

 おいかわ♂を咥えて水面から顔を出したササゴイ 2022.5.28 枚方天野川


 以下はおいかわを捕まえるまでをパラパラ写真風に掲載(もちろん写真は間引いている)

 この岩に移動してきてのんびりしていた

 突然、そっと岩を降りだした



 じっと見ているが、私には何も見えない

 素早く飛び込んだ



 ここでおいかわの色が見えた

 くちばしで挟んでいる 目は傷つかない様に瞬膜で覆っている



 こんな大きい魚が水中にいるとは、私には全く見えなかった

 もといた岩場にもどっている



 岩の上でくちばしの先のおいかわを慎重に口まで移動させている

 魚は必死で跳ねる。目を見ると可愛そうだが致し方ない。

 下向きにして瞬間にくちばしを緩め直ぐ首を下げて挟み直すと、口の方に近づく。




 渡り鳥のササゴイは狩りが上手い。留鳥とは苦労が違う。


2022年5月27日金曜日

アマサギ Cattle Egret(夏鳥)来る・その他

 チョウゲンボウの巣立ちはまだだった。明日も見に行くことになる。

 アマサギが12羽、水が入った田んぼに来た。ほとんどの羽が亜麻色(実際はもっと橙色がかっている)で、その中でも婚姻色になっている個体も結構いた。


■■ アマサギ:Cattle Egret 黄毛鷺(Ama-sagi)51cm 夏鳥

 2022.5.27 淀川左岸田園地

 婚姻色(くちばし、アイリング、足が赤みを帯びる)の個体

 婚姻色

 婚姻色が少し出始めた個体

 えさをとった。

 クモだ。カエルなどもよく食べる。

 婚姻色なので足も赤っぽい。本来の足は黒い。

 興奮したり、びっくりすると頭の羽や胸の羽を立てる。




 右は冬羽で白い。去年生まれた若鳥だろう。白いのはチュウサギと誤認される。


 えさを飲み込むまでの所作 3枚の連続写真1

 2.くちばしにクモを挟んでいる

 3.上に持って行きくちばしを開けて、喉へ上手く放り込む。

 飛び上がる所作は美しい。


 今日の父親チョウゲンボウ

 今日の母親チョウゲンボウ 巣の前で羽繕い

 トケイソウ(時計草)アマサギがいた近くで咲く。蕾がいっぱいあった。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm 使用

2022年5月26日木曜日

チョウゲンボウ 今の様子・その他

  昨日と今日はチョウゲンボウのヒナの様子を主に見てきた。

この2日間の親の行動観察では、早ければ明日朝に巣立ちすると思われる。


 チョウゲンボウのヒナ 2022.5.26 枚方河川敷

 羽を伸ばして背伸びしている

 これは 5.25 の様子


 親は、昨日とは違い、今日は昼まえからえさをほとんどやらず、メスが時折巣の前でヒナを促す仕草を見せた。
 以下は、いずれも昨日のオスとメスの様子 2022.5.25 枚方河川敷

 オス親がトカゲを持ってきたがメスは離れた塔におり、オスが自分で巣の中に入る

 直ぐ出てきたので、ヒナ一羽が丸呑みしたのかも知れない

 メス親 草地でケラ(オケラ)をとっている この日は頻繁にケラを運んでいた



 シロツメクサなどはすっかり刈られている

 塔の上からえさを見ると、人の近くでも降りてくる

 

 巣に戻るところ

 巣から塔へ行くところ


 近くを飛んだとき


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その他のもの

 オオヨシキリ 夏鳥(夏の渡り鳥)2022.5.25 淀川河川敷


 コゲラの幼鳥 2022.5.25 淀川河川敷

 ササゴイ上からの姿 夏鳥 2022.5.25 天野川河口 恐竜の子孫を彷彿とさせる

 産卵に集まっているコイ 2022.5.26 右岸の川

 ヌートリア 2022.5.26 右岸の川 カルガモの後ろを泳いでいる

 別のヌートリア(上のものと番) 口に草の茎をくわえている

 この中に巣があるのか、子がいるのか?

 河川敷を歩くと細かい綿様のものがたくさん舞っている。この木の種だ。

 河川敷の土手ではこの草の種が風に乗って飛んでいる

 赤くなっているのを撮すと、こんな具合だ

 バイカウツギ 2022.5.26 淀川右岸側の公園