2023年2月28日火曜日

レンジャク(大阪と京都) Waxwing・マミチャジナイ Eyebrowned Thrush

 

 2月の晦日、新暦では明日からの3ヶ月が「春」。 あれだけ寒かった今年の冬も、日中は陽射しの暖かさがすっかり春模様。野鳥観察にも浮き浮きと出かけられる。

今日の探鳥も、いい出会いがあった。それは、明日に回して、たまっていくレンジャクを先に紹介(昨日27日の大阪で飛び交うレンジャクとクロガネモチの実を食べるキレンジャク、そして、25日の京都でピラカンサの実を食べるヒレンジャク) なお、飛び入りで春に北上していく旅鳥マミチャジナイにも会った。


 ヒレンジャク:Japanese Waxwing 緋連雀(Hi-lenjaku)18cm 冬鳥

 キレンジャク:Bohemian Waxwing 黄連雀(Ki-lenjaku)20cm 冬鳥


 ピラカンサの実を食べるキレンジャク2羽

 2023.2.27 大阪淀川左岸側の山の麓



トウネズミモチの実を求めて飛び回るレンジャクたち(緋も黄もいる)

 2023.2.27 大阪淀川右岸河川敷 前日は100羽以上が来た


 河川敷ゴルフ場なので人が多く、また、カメラマンも土手でたくさん待機しているから、警戒してなかなか降りられない



 近くの住宅地の電線やテレビアンテナなどに止まって消化しながら様子伺い

 夕方、人が少なくなってくるとようやくトウネズミモチの実にやってくる





 慌ただしく食べて、直ぐに離れる。実を咥えて飛ぶレンジャクも多い。


 ピラカンサの実を食べに来たレンジャクたち

 2023.2.25 京都市 30羽弱が来た









 マミチャジナイ♀:Eyebrowned Thrush 眉茶鶫(Mamichajinai)22cm 旅鳥

春の渡り途中のマミチャジナイ♀がピラカンサの実を食べに来た
 

 付近の木に止まったところ


2023年2月26日日曜日

ヒナがかえってるカワガラス・レンジャクたち・カワアイサ

 

 日々充実した探鳥が続き、昨日のピラカンサとレンジャクは後日掲載にする。


野鳥の中で、早春の生命誕生は、カワガラスが最も早いだろう。

渓流で水生昆虫を嘴一杯にはさみ、2羽が何回も往復するのは、卵から孵ったヒナにえさを運んでいる姿なのだ。巣材運びから観察したかったが、今年はなんやかやで行くのが遅くなった。今日、以下に掲載する番にであえたことは、この上ない喜びだ。


えさを運ぶカワガラス

 カワガラス:Brown Dipper 河烏(Kawagarasu)22cm 留鳥

 カワガラスはヵラスではない。カワガラスを知らない、もしくは見たことがない人は意外と多いのではないか。留鳥であり、スズメ目カワガラス科カワガラス属で、潜水して水生昆虫や小魚などを捕食して暮らしている。2月初めに巣作りし、産卵して抱卵、すでに卵からヒナがかえっている。3月に入ると、まもなくヒナたちは巣立ちを始める。

私にとって、カワガラスは、春が、すぐそこまで来ていると告げる嬉しい野鳥なのだ。


 2023.2.26 渓流にて撮影 えさをいっぱい咥えている親鳥



 同じくえさを咥えて運ぶもう1羽の親鳥

 親鳥が巣に入ると、水音より大きなヒナたちの鳴き声が聞こえてくる

 1羽の親鳥はおでこが出っ張っている

 ヒレンジャクとキレンジャクの群れ

 ヒレンジャク:Japanese Waxwing 緋連雀(Hi-lenjaku)18cm 冬鳥

 キレンジャク:Bohemian Waxwing 黄連雀(Ki-lenjaku)20cm 冬鳥

 2023.2.26 大阪府高槻市で撮影








 カワアイサを近くで見る

 カワアイサ:Common Merganser 川秋沙(Kawa-aisa)65cm 冬鳥

 2023.2.26 淀川支流で撮影


 左 メス  右 潜水中のオス

 羽ばたき運動で立つとき 足は水中で浮いているから凄い





 ジョウビタキ:Daurian Redstart 尉鶲(Jyoh-bitaki)14cm 冬鳥

  2023.2.26 淀川ほとりで撮影 オス



2023年2月25日土曜日

メジロ・ルリビタキ♂

 

 あれほど姿を見せなかったレンジャクが、ここ数日でよく目撃されている。

ただ、大抵はえさを食べ尽くすと移動してしまうので、ある程度滞在する場所では、段々人が多くなる。今日は、そんなところの一つで、ピラカンサを食べるレンジャクを見てきた。もちろん、写真を撮ったが整理が大変。帰りに撮った、白梅とメジロ、久々のルリビタキを先に掲載。

 メジロと白梅

 2023.2.25



 ルリビタキ♂

 2023.2.25



2023年2月24日金曜日

ヘラサギ・タゲリ・ハイイロチュウヒ♀

 

 雨で鳥見・鳥撮りはできなかった。

10日前の14日に撮ったものを掲載する。


 ヘラサギ:Eurasian Spoonbill 篦鷺(Herasagi)83cm 冬鳥

 ヘラサギの成鳥 2023.2.14 淀川中流域右岸河川敷 ヘラサギはクロツラヘラサギより少ない


 夏羽の特徴 冠羽・胸羽の黄色み

 虹彩が赤・嘴の先が黄色は成鳥の特徴

 若鳥 虹彩も嘴の先も成鳥色とは異なる

 ダイサギとヘラサギ親子


 親子(成鳥と若鳥)


 若鳥がアオサギに威嚇される


 若鳥のくちばしの間にとったえさが見えている

 若鳥の飛翔姿 無事に北の繁殖地に帰って欲しい

 タゲリ:Northern Lapwing 田鳧(Tageli)32cm 冬鳥

 2023.2.14 淀川中流域右岸田んぼ タゲリもそろそろ帰りそう この日は曇り






 ハイイロチュウヒ♀:Hen Harrier 灰色沢鵟(Haiiro Chuhi)♂43-47cm ♀49-55cm 冬鳥

 2023.2.14 淀川中流域右岸河川敷 今日24日現在まだいる