カワガラスのヒナが巣立ちした。また、イカルチドリが河原で卵を温めていた。野鳥の世界も子を孵し巣立ちさせるには、大変な苦労の日を一ヶ月あまり過ごす。そして巣立っても自立できるまではずっと面倒を見ながら、生きるための学習をさせる。人間よりは圧倒的に短い一生の中で、その期間は馬鹿にならない。カッコウなどの托卵するものを除いては・・・
これは推測だが、言葉(鳴き方の識別)は孵化して巣立つまでの巣の中で過ごす間に学ぶのだろう。イカルチドリやケリなど巣穴がないものは、外敵との危険に直面しながら親について学んでいくようだ。その分、すぐに自力で採餌していく。野鳥の世界は命のつなぎ方の違いを様々に選択してきたのだと感慨深い。これから初夏にかけて留鳥と夏鳥それらのえさ運びや巣立ち後の姿を観察できる。身近なスズメのヒナもくちばしが黄色く親の後をついて回るから可愛いのだ。
3.11の今日は報道にある様に東日本大震災があった日。ここらでは重ねて1.17の阪神淡路大震災を彷彿とさせる。それぞれ11年、27年前の出来事だが、決して忘れることはないし、決して二度と起こらないことを願うばかりだ。
使用 OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20
[カワガラスの巣立ち]
巣立ち予想を9日とふんでいたが、昨日の10日に1羽が巣立ちしたと連絡をいただいた。今朝行くと、2番子も巣立ちしていた。
■ カワガラス:Brown Dipper 河烏(Kawagarasu)22cm 留鳥
ヒナ