キツツキはドラミング(木を突いて穴開け)しても脳震盪を起こさないのは、長い舌が後頭まで伸びてクロスし脳が揺れるのを防いでいるというのは有名な話。そう、キツツキは元々舌が長いのだ。ところがアリスイはキツツキながらドラミングをしないようだ。その分、長い舌をそのまま出して蟻などをくっつけて食べるという。旅びと鳴葉Ⅱはそれを実際に見たことがなかった。
今回、河川敷の整備で草場があらわになり鳥たちの餌場が出現した。そこにアリスイも来て採餌する様子を撮影したところ、長い舌が出ているところを写すことができた。ただ、蟻ではなく小さな虫を食べているようだ。
なお、は虫類は好きではないが、アリスイは立派な野鳥なのでよく見ると可愛い。苦手な人はぜひ野鳥として見て欲しい。
■■ アリスイ:Eurasian Wryneck 蟻吸(Ali-sui)18cm この辺では冬鳥
1.アリスイ 2021.2.9 淀川河川敷で
2.足はこんな風になっている。爪が鋭く長い。やっぱりキツツキなのだ。
3.何かを見つけた
4.舌を伸ばしてノイバラの茎に入れている
5.別の場所で採餌中 伸びる伸びる・・・もっと伸びるようだ
6.写真5の後 舌を収めて餌を獲得した
7.これも別の場所で採餌
8.同様
9.こういう枯れ枝の地面にいると人はほとんど気付かずに通り過ぎる
10.目を見てやると可愛い野鳥なのだ
OM-D E-M1 Mark II + LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm