2024年5月2日木曜日

チュウシャクシギ:Whimbrel・オオヨシキリ:Oriental Reed Warbler

 

誰もいなくなった

すると、やがて、もどって来た

一人で、楽しませてもらった


チュウシャクシギWhimbrel 中杓鴫(Chushaku-Shigi)42cm 旅鳥

 2024.5.2 淀川中流域本流 もどってきたチュウシャクシギ正面の飛翔姿


 5羽のうち3羽が忍者のように気づかれずに水面すれすれを飛んでもどる





 水浴び

 1羽が水浴びを始める


 上品で優雅な水浴びだ

 水浴びの最後は翼のストレッチ

 もう1羽も水浴びを始めた

 最後は翼のストレッチ




 後ろ向きなので動かし方がキジのホロウチ(母衣打ち)と違うように見える

 羽繕いの合間に見せる愛らしい表情(実際は周囲の警戒)

 いつのまにか2羽も来て、5羽が集まり出す
 きっと初めに出あったあそこへ行くぞと大いに期待する

 案の定飛び出した


 移動

 淀川上で左に旋回

 右岸河川敷の上を行く


 1列になると綺麗だなぁ


 エサ捕り

 下りた先はやっばりここ 先ほどの干潟もどきの場所の反対 私が構えてた後方

 ここで、ケラ(オケラ)を探して高タンパクを補給する 旅は長いからだ!



 今日初めの出あいもこの場所だった

 河川敷に着くと大勢のカメラマンが本流傍で撮している。下りようとすると突然飛んで目の前のこの場所に降りた。野球をしていたから、角の方にかたまった。(飛んだわけは近づきすぎたカメラマンがいたと後で聞く)棚からぼた餅で、至近も至近。もちろんノートリだ。



 5羽入れるためにズームアウトしている


 この後、突然飛んでフレームから外れる。
 チョウゲンボウのオスが鳴きながら飛んできたからだ。
 そのまま、遠くの橋桁に行ったまま戻ってこない。
 そして、カメラマンたちは、段々いなくなった。
 一人になって振り出しの最上写真にもどるわけだ。

 このチョウゲンボウだ。スズメではなくムクドリ位の大きさの鳥を捕まえている。


 オオヨシキリOriental Reed Warbler 大葦切(Oyoshikili)18cm 夏鳥

 2024.5.2 淀川中流域本流傍 やっばりヨシに止まって鳴くのが似合う



 冬の鴨がいなくなって寂しい分、喧しく鳴いてくれるので私は好感を抱いている

 オオヨシキリはヨシの中で巣を作る
 ヨシを絶滅させてはならないよ! 大阪府知事さん検討を!



2024年4月30日火曜日

イソヒヨドリ♂ ハンディを乗り越えて The Blue Rock Thrush that overcame obstacles[動画あり]

 

 このイソヒヨドリ♂は、上のくちばしが短くてしかも捻れており、去年も見かけた個体だ。今年も元気な姿に出あったが、傍にはメスがついていた。これは11日の撮影なので、今ではおそらく抱卵している頃だろう。

エサ捕りには他の個体たちとは明らかにハンディーがある。その結果、ここまで生き延びたのには、生きるための執念が、短いくちばしの先が(2枚目の写真にあるように)、イスカのようにねじ曲がることにより餌を挟みやすくなり延命したのではないかと仮定している。

このイソヒヨドリにとても勇気をもらったことに、今現在深く感謝している。


イソヒヨドリBlue Rock Thrush 磯鵯(Iso-Hiyodoli)25cm 留鳥

 2024.4.11 地元の田んぼ地域





[ 動画 Movie]イソヒヨドリ♂ ハンディを乗り越えて




 ペアのメス


 






 


2024年4月21日日曜日

昨日の野鳥たちから


 明日から一週間ほどブログの更新ができません。

 「玉石混淆」 の言葉通り、どのブログにも「玉」の様にキラッと光る記事や写真があるものです。ここのブログにも過去の写真の中にそんなものが埋もれているかも知れません。たくさんの来訪者の中には、旅びとのブログを楽しみにしてくださっている人もいると聞きます。右の検索欄で野鳥名で探すか、過去記事のツリーを活用していただくかして、再開をお待ちください。

私の好きな詩人に工藤直子さんがいます。次に、工藤直子さんの詩を一つ記して、河川敷での伐採で困っている野鳥たちの思いが伝わればと願います。


  いのち  けやきだいさく


わしの しんぞうは

たくさんの

ことりたちである

ふところに だいて

とても あたたかいのである


だから わしは

いつまでも

いきていくのである

だから わしは

いつまでも

いきていて よいのである

作・工藤直子



 巣材の泥をとるツバメ 数少ない休耕田で




 こちらのツバメは暑い日が続き、巣材採りの場所の水分がなくなって電線に止まり困惑している。 今日の雨で、無事に巣作りを再開しただろう。


 コチドリのペアが採餌に来た。数少ない休耕田で数少なく残った水たまり。くちばしの奥から舌が少しのぞいている。

 可愛い小鳥だ

 リラックスしている

 ツグミがじっと見つめている先には獲物がいた 下に降りゲンゲの中に身を沈め再び上がってきた。