2021年1月27日水曜日

セグロカモメはミサゴの捕った魚を横取りするために淀川を上ってくる!・ハヤブサ・トビ・タシギ

久しぶりに淀川の畔を歩く。2時間余りだったが猛禽3種に出あう。

トビが頭上近くまで降りてきて、その後、ツグミやヒヨドリの一群が騒ぎながら逃げて来た。その方向を見ると一羽のハヤブサだ。若鳥だったので狩りは失敗だった。次に出あったのは、セグロカモメに追われているミサゴ。ミサゴの足には大きなコイが。そして、先ほど接近してきたトビが魚を食っている。もちろんカラスも登場する。

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冬鳥セグロカモメが1羽で大阪湾から淀川を26kmも上ってくるのは、ミサゴが魚捕りする場所で、ミサゴが捕った魚を横取りするためではないか。そう思わせる場面に遭遇した。このセグロカモメが浅瀬で大きなコイを食べているところを度々目撃している。そこへはカラスたちが集まり、そんな写真をこのブログで過去に掲載している。
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1.魚を捕ったミサゴを追いかけて獲物を奪おうとするセグロカモメ 2021.1.27 淀川

  R ミサゴ:Osprey 鶚(Misago)♂54cm ♀64cm留鳥  セグロカモメ:Herring Gull 背黒鴎(Segulo-kamome)61cm冬鳥


2.追いつかれそうになる


3.セグロカモメはこうして大きな魚を横取りする


4.ここで魚を放したらセグロカモメの思うつぼだ


5.ミサゴがよく耐えた。セグロカモメは諦めた。


6.それでもミサゴはできるだけ離れて、やがて旋回して低空で中州へ戻ってきた。


7.中州で魚を食うミサゴ。


8.しょっちゅう辺りを警戒しながら食べていた


この後、トビが魚を食っていたのでその方へ移動した。

1.鳴きながら魚を食うトビ 2021.1.27 淀川

  トビ:Black Kite 鳶(Tobi)♂59cm♀69cm 留鳥


2.真横の岸辺で撮す トビの羽色は美しい。魚は別の動物の食べ残しなのか自分で捕ったのかは不明。以前、水面近くにいた魚を爪で掴んで漁をしているのを観たことがあるからだ。


3.翼を広げると実に大きい。こうして精悍な顔を見るとやはり猛禽だ。


ふと、先ほどのミサゴの方を見ると、やっぱりカラスがえさ捕りに来ている。

9.にらみ合っている。


10.カラスは気合い負けした。ちょんちょんと水際へ来て水飲みをする。


ハヤブサの若鳥-----------

とにかく速い。カメラの設定をしている間に大接近。

1.ハヤブサの若鳥 2021.1.27 淀川

  ハヤブサ:Peregrine Falcon 隼(Hayabusa)♂42cm,♀49cm留鳥


2.回転をしたので速度が落ちてなんとか写せた


3.


4.回転し終わると素早く離れていく。右上はツグミ。ツグミはこの後反転して左へ行く。ハヤブサはこのツグミを狙っているわけではない。


5.雲のあいだに入って姿を消した。一瞬の出来事だった。私の傍の木に逃げ込んだツグミたちは、今度は、私から逃れようと鳴きながら飛んでいった。


タシギを久しぶりに見た。

1.のんびりとしていたタシギ 2021.1.27 淀川河川敷

  タシギ:Common Snipe 田鴫(Ta-shigi)27cm 冬鳥


2.嘴を温めている


他にも小鳥たちや水鳥を撮すが掲載は止めておく。

OM-D E-M1 Mark II + LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm Normal mode