先日、低山に行くとヒガラの小群に出あった。メジロやヤマガラやシジュウカラもいたが、複数のヒガラが松の木にいた。シジュウカラ科では11cmと最小の小鳥だが、高い樹木の上にいたり素早い動きをする中では大抵シジュウカラと思われてしまう。
双眼鏡で識別するには、概ね4点の特徴がある。それは、以下の写真で付記したい。
なお、今の時期は公園などでも見られることがあるのでシジュウカラらしき小鳥がいたら、是非確かめてみては如何だろう。
■◆ ヒガラ:Coal Tit 日雀(hi-gala)11cm 留鳥・漂鳥
1.ヒガラ 松の種子を咥えている 2021.1.15 高槻で撮影
2.判別その1.頭に短い冠羽がある。こんな風に見えたらほぼ間違いなくヒガラ
3.判別その2.胸に黒い三角ナプキン模様 シジュウカラはネクタイのように細長い
4.判別その3.翼に白い2本の線(翼帯)がある シジュウカラは1本
5.判別その4.後頭に白帯がある
6.実際は葉陰などでどれか一つしか見えなかったりする これは2本の白翼帯でわかる
7.後頭部の白帯と2本の白翼帯 シジュウカラにしたら黒ネクタイが短いなど・・・
8.松ぼっくりの中に細い嘴を入れているヒガラ
9.400mm(35mm換算で800mm)の望遠レンズでもこれぐらいにしか見えない。
10.ジャンプして枝を飛び移ることもする
11.こんな状態なので撮影は困難を要する
12.ジャンプを撮したらフレームギリギリに入っていた
エナガやキクイタダキやヒガラなどスズメよりもうんと小さな小鳥は、小さな餌をたくさん採らなければならないので、せわしなく動き探し見つけ素早く食う。そのため双眼鏡での観察も大変だが、写真を撮影するのは更に大変なのだ。