日々充実した探鳥が続き、昨日のピラカンサとレンジャクは後日掲載にする。
野鳥の中で、早春の生命誕生は、カワガラスが最も早いだろう。
渓流で水生昆虫を嘴一杯にはさみ、2羽が何回も往復するのは、卵から孵ったヒナにえさを運んでいる姿なのだ。巣材運びから観察したかったが、今年はなんやかやで行くのが遅くなった。今日、以下に掲載する番にであえたことは、この上ない喜びだ。
●えさを運ぶカワガラス
カワガラス:Brown Dipper 河烏(Kawagarasu)22cm 留鳥
カワガラスはヵラスではない。カワガラスを知らない、もしくは見たことがない人は意外と多いのではないか。留鳥であり、スズメ目カワガラス科カワガラス属で、潜水して水生昆虫や小魚などを捕食して暮らしている。2月初めに巣作りし、産卵して抱卵、すでに卵からヒナがかえっている。3月に入ると、まもなくヒナたちは巣立ちを始める。
私にとって、カワガラスは、春が、すぐそこまで来ていると告げる嬉しい野鳥なのだ。
2023.2.26 渓流にて撮影 えさをいっぱい咥えている親鳥
●ヒレンジャクとキレンジャクの群れ
ヒレンジャク:Japanese Waxwing 緋連雀(Hi-lenjaku)18cm 冬鳥
キレンジャク:Bohemian Waxwing 黄連雀(Ki-lenjaku)20cm 冬鳥
2023.2.26 大阪府高槻市で撮影
●カワアイサを近くで見る
カワアイサ:Common Merganser 川秋沙(Kawa-aisa)65cm 冬鳥
2023.2.26 淀川支流で撮影
●ジョウビタキ:Daurian Redstart 尉鶲(Jyoh-bitaki)14cm 冬鳥
2023.2.26 淀川ほとりで撮影 オス