桜が見頃になって来たので近くの堤にぶらっと出た。桜花に集まるスズメとヒヨドリたち。花よりも鳥たちに目が向いてしまう。
スズメとヒヨドリでは桜花の蜜を吸う方法が違う。いろいろ理由はあるのだろうが、桜にとっては「スズメの方が困ったちゃん」だ。どうしてなのか、下の写真でいろいろ考えてほしい。
明日は本市の小学校で「入学式」。校門の傍で満開の桜が迎えてくれる。一人ひとりの将来で様々な事があるだろうが、桜の花に包まれて臨んだ入学式の思い出は、どの子も幸せだった気持ちをきっと蘇らせてくれるだろう。
2025.4.5 北摂
●スズメ:Eurasian Tree Sparrow 雀(Suzuhme)15cm 留鳥
サクラの花の蜜吸い
咥えた花がまるでラッパを吹いているように見える 蜜を吸い終わったら花は落下する 人里で暮らし粗野になったのか
中には花を咥えずに横から上手く蜜を吸う個体もいる
●ヒヨドリ:Brown-eared Bulbul 鵯(Hiyodoli)28cm 漂鳥 ヒヨドリは必ず正面から蜜を吸う だから嘴に花粉が付いている メジロも同じ
南方出身の鳥らしく、昆虫のように植物と共生しているようだ
大きい花では額まで花粉まみれだ 農家には嫌がられるが愛すべき野鳥なのだ
●アカハラ:Brown-beaded Thrush 赤腹(Akahala)24cm 中部以北で繁殖・中部以南で越冬
2025.4.5 淀川右岸河川敷 オオアカハラはまだ大阪にいる
顔が黒く怖く見えるが、とてもシャイで用心深い 餌付けはしていない
●アトリ:Brambling 花鶏(Atoli)16cm 冬鳥 2025.4.5 淀川右岸河川敷 一時北へ帰ったのかと思われたが、この日、数百羽いた。オスたちは首から上が真っ黒になっている。留鳥カワラヒワも大きなグループでいるので、数羽がアトリの群れに交じることもある。
河川敷のモンシロチョウ
2025.4.4 桜と電車