「成人の日」の今日は、淀川下流の都心部にチュウヒを見に行った。
家を出るとき、前の道を華やかな振り袖姿で 式に向かう二人の乙女が通る。買ったのかレンタルなのかなどと今の不況を念頭に親御さんの懐具合を心配したりする。
さて、現場のヨシ原に着くと、天気の良さに反して向かいのビルが霞んで見える。風がほとんど無いので埃が漂っているのか。いずれにしても撮影には最悪のコンディションだ。
チュウヒが出る前に、伊丹空港に着陸する「鬼滅の刃」をトッピングしたANAが来たので撮してみると案の定、ぼやっとしている。
これがその写真
チュウヒが出るまでに、ミサゴが間隔を開けて2羽、セグロカモメが1羽、くちばしが下に湾曲したシギが2羽、数百羽、いや千羽わいただろうカワウの大集団、ハッカチョウ、低空で飛ぶハイタカなどが観られた。
やっとチュウヒが現れたが、案の定、遠くてしかも霞んでいる空気・・・
●チュウヒ:Eastern Marsh Harrier 沢鵟(Chuhi)♂48cm ♀58cm 冬鳥
ヨシ原の狩人であるチュウヒは ①頭から胸にかけて白い個体 と ②全体に茶色っぽい個体 と 2種類のタイプがいる。
2タイプとも成鳥で、頭が白いのは幼鳥ではない。
ここには、その2種類のタイプが1羽ずつ来ているので貴重な観察場だ。昨日、現地で白タイプがよく出ると聞く。
やはり頭の白い方が出てきた。ヨシ原の直ぐ上でホバーリングして、獲物を観ている
カワウの大群 このような群れが後から後から続き下流へ向かう
ミサゴはかなり高く飛び霞んでまともに写せなかった。1羽が1度ダイビングしたがそのまま下流へ向かったので魚を捕ったのか否かは不明。
チュウヒはもう一度日を改めて見に行きたいものだ。