2024年10月23日水曜日

10/23 マガン淀川を通過 Greater White-fronted Goose passing through the Yodogawa River・ジョウビタキ♂来る・キビタキ♂に遊んでもらう・その他

 

 目まぐるしく天気が変わる日だった。探鳥は止めて昨日と一昨日に撮影した写真を整理していると、1:45分に「淀川中州にマガンが7羽いる」と枚方の鳥友から連絡が来た。現地に行くと、一人のカメラマンが木の下で座って汗を拭いている。もう一人の地元の顔見知りは自転車でマガンのことは知らずに通りかかった様子。汗を拭いている人にどこにいるのか尋ねると、10分前に下流へ飛んでいったという。何でも朝から船着き場前の中州にいたらしく、その人が昼過ぎに来た時には上流に飛んだと聞き、急いで歩いて来たらしい。「辛うじて間に合いました」と撮った写真を見せてもらう。確かに7羽が中州にいて、飛び立ち旋回するところも撮しておられた。

それから一人で探すが枚方大橋までは姿が見えない。それでも、橋を渡り対岸に行き、今度は右岸側を上流に向けて探してみた。たくさんのカワウが集結していて、その内の何羽かが飛んで行き来する。やがて、カワウにしては少し明るい色の2羽が下流から上流に飛んできた。ガンも首を伸ばして飛ぶので、もしやと撮したら、それがマガンだった。後の5羽はどうしたのか、さては見落としてたかと、更に上流まで歩くが見あたらなかった。


今日(10/23)

マガンGreater White-fronted Goose 真雁(Magan)72cm 冬鳥・旅鳥

 淀川の上を上流へ向けて飛ぶ2羽のマガン 淀川右岸から撮す




ミサゴOsprey 鶚(Misago)♂54cm ♀64cm留鳥
 2羽いたうちの1羽 淀川の中州

 2羽いたうちのもう1羽 下流へ飛んでいく

モズBull-headed Shrike 百舌鳥(Mozu)20cm 留鳥
 雨の中でも高鳴きするオスのモズ



昨日(10/22)枚方河川敷

 ジョウビタキとムギマキを探しに枚方河川敷へ行く。ムギマキには出あえなかったが、秋ニレの実はいっぱいついていた。その秋ニレの木々の中で、ジョウビタキ♂、キビタキ♂♀、エゾビタキ、ムシクイなどを見つける。

ジョウビタキDaurian Redstart 尉鶲(Jyoh-bitaki)14cm 冬鳥
 ジョウビタキ♂ まだまだ警戒心が強い 餌探しに素早く飛び回っている



キビタキNarcissus Flycatcher 黄鶲(Ki-bitaki)14cm 夏鳥

 キビタキ♂ このオスに長い時間遊んでもらった。餌捕りに夢中だった。










エゾビタキGrey-streaked Flycatcher 蝦夷鶲(Ezobitaki)15cm 旅鳥
 上のキビタキ♂を撮っていると姿を見せた。左手前の黄色いのがキビタキ♂



淀川は、旅鳥・夏鳥・冬鳥たちの大切な道しるべであり、休憩地であり、食料の補給地なのだ。そのことを大阪府はきちんと公教育の中で教えるべきだ。今のままでは、有名大学を出て公務員になっても、政治家になっても、知らず知らずと自然破壊に加担しているといえる。高槻の鵜殿を見れば、かつての「よし原(よしはら)」のヨシが衰退して行ってるのがその象徴である。