8月24日~26日にかけて産卵したタマシギの雛が今日の昼に孵る。
山階鳥類研究所によれば、タマシギの抱卵期間は16~18日とのこと。24日から計算するとぼちぼち孵化してもおかしくない。そんなわけで今朝見にいくとまだ抱卵中。その後、左岸河川敷にコサメビタキに会いに行き、昼過ぎふたたび巣に立ち寄ると、雛が孵っていた。しばらく観察するとどうも2羽いる。その後、2羽は孵化していることを確認。途中抱卵中のオスが腰を上げて卵の殻を巣の外へ捨てた。ひょっとしたら腹の下で殻から出たばかりの雛がいるのかも知れない。
いずれにしても、あの豪雨の時も猛暑の日もこのオスはよく耐えて卵を温め続けていた。実に頭が下がる。こうして無事雛が誕生した感動を我々も今日味わえて感謝している。生命とは実に不思議で、改めて命のつながりの尊さを実感する。
たくさん写しすぎて未整理の中から適宜選んで掲載。
★★★タマシギ:Greater Painted Snipe 珠鷸(Tamashigi)24cm 留鳥
タマシギのヒナ(一番子) 2021.9.11 淀川中流域右岸休耕田
※動画を後ほど掲載予定
★★コサメビタキ:Asian Brown Flycatcher 小鮫鶲(Kosame-bitaki)13cm 夏鳥
繁殖は山で行い、秋には山から下りて渡りの準備をする