2025年4月8日火曜日

4/8 ツバメ Barn Swallowとイワツバメ Asian House Martin の巣材集め


 今日は本市の中学校の入学式だった。桜花爛漫の中、真新しい制服姿は眩しい。

 今日の探鳥と6日の探鳥から出あった野鳥たちの抜粋


[4/8のものから]


ツバメ:Barn Swallow 燕(Tsubahme)17cm 夏鳥

 2025.4.8 淀川右岸河川敷 Gathering materials for the nest




キジ:Common Pheasant 雉(Kiji) ♂81cm ♀58cm 留鳥・国鳥

 2025.4.8 淀川右岸河川敷 しきりに鳴いて母衣打ちをするオスたち



ツグミ:Dusky Thrush 鶫(Tsugumi)24cm 冬鳥

 2025.4.8 淀川右岸河川敷 まだいる



[4/6のものから]

イワツバメ:Asian House Martin 岩燕(Iwa-tsubahme)13cm 夏鳥

 2025.4.6 檜尾川 Gathering materials for the nest

 ツバメより小さく尾羽の燕尾が短い。脚にも白い毛が生え腰に白い帯がある。コンクリートの橋脚と橋裏の間に巣作りをしている。





 可愛いなぁ


トビ:Black Kite 鳶(Tobi)♂59cm♀69cm 留鳥

 2025.4.6 淀川右岸河川敷 高空から頭上まで降りてきた。翼を広げたトビは大きい。少し緊張した。可哀想に尾羽がボロボロに痛んでいる。カラスにやられたのか。




2025年4月7日月曜日

4/7 From today's birdwatching 今日の探鳥から


 桜( SAKURA )2025.4.7 地元


 桜( SAKURA )2025.4.7 地元


 桜( SAKURA )2025.4.7 地元


イカルチドリ:Long-billed Plover 桑鳲千鳥(Ikalu-chidoli)21cm 留鳥

 2025.4.7 地元


イソヒヨドリ:Blue Rock Thrush 磯鵯(Iso-Hiyodoli)25cm 留鳥
 2025.4.7 地元


スズメ:Eurasian Tree Sparrow 雀(Suzuhme)15cm 留鳥

 2025.4.7 地元


コサギ:Little Egret 小鷺(Ko-sagi)61cm 留鳥

 2025.4.7 地元 コサギが足を動かして魚を捕る姿から「ドジョウすくい」が考案されたと勝手に思っている


キンクロハジロ:Tufted Duck 金黒羽白(Kinkulo-hajilo)40cm 冬鳥

 2025.4.7 地元 アカハジロのいた池 ホシハジロ共々アカハジロは北へ帰ったようだ



ヨシガモ:Falcated Duck 葭鴨(Yoshigamo)48cm 冬鳥

 2025.4.7 地元の淀川 オスとメス Pairが3組いた

 オス♂

 メス♀

コガモ:Teal 小鴨(Ko-gamo)38cm 冬鳥 Winter migratory bird

 2025.4.7 地元の淀川 オスとメス Pair 数組いた 手前はオオバン


カンムリカイツブリ:Great Crested Grebe 冠鳰(Kanmuli-kaitsubuli)56cm 冬鳥

 2025.4.7 地元の淀川 若鳥のよう 寝ている


支流の河川には、ヒドリガモたちもまだ残っているグループがいる。今年は、毎年来ていたアメリカヒドリの姿が見えなかった。あれこれ推測すると、悲しいし寂しい。


2025年4月6日日曜日

4/6 昨日の探鳥 From yesterday's birdwatching(スズメと桜・河川敷のオオアカハラ・夏羽のアトリ他)

 

 桜が見頃になって来たので近くの堤にぶらっと出た。桜花に集まるスズメとヒヨドリたち。花よりも鳥たちに目が向いてしまう。

スズメとヒヨドリでは桜花の蜜を吸う方法が違う。いろいろ理由はあるのだろうが、桜にとっては「スズメの方が困ったちゃん」だ。どうしてなのか、下の写真でいろいろ考えてほしい。

明日は本市の小学校で「入学式」。校門の傍で満開の桜が迎えてくれる。一人ひとりの将来で様々な事があるだろうが、桜の花に包まれて臨んだ入学式の思い出は、どの子も幸せだった気持ちをきっと蘇らせてくれるだろう。


 2025.4.5 北摂




スズメ:Eurasian Tree Sparrow 雀(Suzuhme)15cm 留鳥

 サクラの花の蜜吸い

 咥えた花がまるでラッパを吹いているように見える

 蜜を吸い終わったら花は落下する 人里で暮らし粗野になったのか

 中には花を咥えずに横から上手く蜜を吸う個体もいる


ヒヨドリ:Brown-eared Bulbul 鵯(Hiyodoli)28cm 漂鳥

 ヒヨドリは必ず正面から蜜を吸う だから嘴に花粉が付いている メジロも同じ

 南方出身の鳥らしく、昆虫のように植物と共生しているようだ

 大きい花では額まで花粉まみれだ 農家には嫌がられるが愛すべき野鳥なのだ


アカハラ:Brown-beaded Thrush 赤腹(Akahala)24cm 中部以北で繁殖・中部以南で越冬

 2025.4.5 淀川右岸河川敷 オオアカハラはまだ大阪にいる




 顔が黒く怖く見えるが、とてもシャイで用心深い 餌付けはしていない


アトリ:Brambling 花鶏(Atoli)16cm 冬鳥

 2025.4.5 淀川右岸河川敷 一時北へ帰ったのかと思われたが、この日、数百羽いた。オスたちは首から上が真っ黒になっている。留鳥カワラヒワも大きなグループでいるので、数羽がアトリの群れに交じることもある。




 河川敷のモンシロチョウ


 2025.4.4 桜と電車



2025年4月3日木曜日

4/3 ヒヨドリはかつて渡り鳥だった The brown-eared bulbul was once a migratory bird


 イソヒヨドリは磯の鵯で、海岸線から川沿いを経て今や内陸まで進出してきたのはご存じの通り。今の時期、町中でとても美しい声で「さえずり」を聞かせてくれる中型の鳥だ。

では、ヒヨドリはどうか。 同じ中型の鳥だが地味な色で関心外の鳥にされている。しかし、非常に多種な鳴き声を出し、時には複雑な声も出し、他の鳥の鳴き声をまねることもある。また、とても利口で好奇心が強い。源平の合戦の時、神戸一ノ谷で「ひよどり越えの逆落とし」として義経が奇襲した逸話は今でも伝わっている。その「ひよどり越え」とは、当時、ヒヨドリは「渡り鳥」で、ヒヨドリだけが春と秋にそこを越えて海と陸を行き来していた。

その渡り鳥がつい50年程前(これは信憑性に?が付く)に、渡りを止め、国内で季節に移動する漂鳥となったらしい。ここらのヒヨドリは地元の山と平地を行き来するものもいる。中には数少ないが河川敷で年中暮らす個体もいる。ヒヨドリは個体によっては大きさや色合いが多様で、そのわけは暮らしの違いで発生したと考えれば頷ける。元々南方で花の蜜や実を食べていたそうで、渡りを止めて日本で暮らすようになってからは生きるために何でも食べているようだ。実際、河川敷で暮らす個体が夏にセミを食べているのをたびたび目撃したものだ。

そんなわけで、メジロ同様に甘い物が大好きで、今の時期、桜の花にやって来ては蜜を吸う。また、ヤナギの花にもやって来て花ごと食べる。今年はレンジャクに出あえないが、レンジャクも桜の花やヤナギの花やポプラの花を食べる。


ヒヨドリ:Brown-eared Bulbul 鵯(Hiyodoli)28cm 漂鳥

 ヤナギの花を食べるヒヨドリ 2025.4.3  ブドウの房みたいなのが花








 桜の花の蜜をなめるヒヨドリ 2025.4.3 くちばしの先に花粉が付いて黄色くなっている。受粉に役立っている。メジロも同様。