夏の渡り鳥として本州中部以北や北海道の高原で繁殖するノビタキ(野鶲)。北上中の夏羽オスが大阪淀川河川敷に立ち寄っている。河川敷は工事で無残な環境に逆戻りしていて、渡り鳥たちにとっても悲惨な状況。しかし、それでも毎年来る場所に数は少ないが姿を現してくれる。
今日観たのは、オス一羽だった。ただ、小さな声で鳴く場面もあったのでメスも来ていると思いたい。
●春のノビタキは慌ただしく移動する。繁殖地でよい場所を確保して子育てをするためだ。その子どもたちを連れて南下する秋は子どもたちのためにゆっくり移動する。その時、大阪では一ヶ月ほどの逗留。9月の彼岸花との絡みや10月の秋桜との絡みが観られる。春の通過は夏羽、秋の通過は冬羽になっている。このページの最下部に昨年秋のページをリンクするのでよければどうぞ。
★★ノビタキ:Common Stonechat 野鶲(No-bitaki)13cm 夏鳥(中部地方以北で繁殖)
ノビタキ♂夏羽 2021.3.31 大阪淀川中流域右岸河川敷