すっかり枝垂れ柳が新緑に包まれた川の畔は春が来たという風情を醸しだしている。新型コロナの渦中ではあるが、やはりホッとするものだ。
早々と南国から海を渡ってきたイワツバメたちは巣作りに勤しんでいる。
1.巣材を集めるイワツバメ 淀川右岸芥川にて
イワツバメ:Asian House Martin 岩燕(Iwa-tsubame)13cm 夏鳥
2.土手の斜面で草の枯れ茎を咥えている
3.泥だけでなく小枝や葉っぱなど巣の内部へ敷きつめる材料も集めている
4.一羽は巣の中でもう一羽は巣材運びと分担しているようだ
マヒワはここらでは冬鳥だが、出発前は平地に下りてきて渡る時期を待っているのだろうか。北帰郷とよく言うが、冬鳥たちは向こうへ渡って子育てする。日本で生まれていない。一方、ツバメなど夏鳥は南国から日本へ来て、日本で産卵・子育てする。日本が故郷なのだ。だから初冬に渡るとき南帰郷とは言わない。で、別荘から帰郷する前のマヒワが楽しませてくれている。
1.20羽ほどのマヒワ 淀川左岸山田池公園にて
マヒワ:Eurasian Siskin 真鶸(Ma-hiwa)13cm 冬鳥
2.
4.枝から採餌に下りた最初の1羽 どうもリーダーのオスのようだ
5.
6.マヒワのオスとメス 奥がオス 手前がメス
河川敷でもシメは少ないもののよく観るとオスメスともいる。木から採餌に下りたメスを木陰から近撮できた。舌も見えて可愛い。淀川左岸枚方河川敷にて
カワアイサたちもまだいる。この日は淀川で見た。いずれも右岸河川敷から
1.カワアイサ:Common Merganser 川秋沙(Kawa-aisa)65cm 冬鳥
3.飛翔するカワアイサ
ホシハジロもまだ淀川にいる。右岸河川敷より
1.ホシハジロ:Common Pochard 星羽白(Hoshi-hajilo)45cm 冬鳥
留鳥・漂鳥であるヒヨドリはセンダンの実が無くなってどんなものを食べてるのか。
ヒヨドリ:Brown-eared Bulbul 鵯(Hiyodoli)28cm 漂鳥
1.葉の間に見えるヤナギの花(丸くとげとげの蕾のようなもの)を咥えている
2.このヒヨドリはカメラを向けたら慌ててこれをちぎって木の上へ
ミサゴも淀川上空を旋回して魚を探している。右岸から撮影