2023年6月12日月曜日

ハッカチョウ(八哥鳥 Crested Myna)はヒナのエサに何をとっているのだろう What kind of food does Crested Myna carry in the food that chicks eat?

What kind of food does Crested Myna carry in the food that chicks eat?

  6月12日(月)撮影分

 ハッカチョウとは八哥鳥(Hakkacho)と書き、鳥の名前。時折、中国の時代劇やTVドラマで鳥かごに飼われて登場する。その飼い鳥が日本に輸入され逃げ出した一部が野鳥にもどって部分的な地域で留鳥として定着した。

 じっと止まっている時は黒いのでカラスかと思われるが、ハシボソガラスが全長50cmに対して、ハッカチョウは27cmと小さい。飛ぶと翼に白い大きな斑が見える。この鳥、普段ならあまり気を引かないが、子育ての時期には他の野鳥同様に、ついつい引きつけられてしまう。

 今日は巣立ちしたヒナ(6月8日掲載のヒナたちが同じ場所にまだいる)にえさを運ぶ親鳥の様子を観察してきた。最も気になったのが、どんなエサを運んでいるのかということ。一応、先日のビワの実はわかったので、今日見たものを掲載したい。

 Crested Myna 八哥鳥(Hakkacho)27cm 移入留鳥(それ以外は希な旅鳥冬鳥)

 ザクロの木に止まるハッカチョウ 2023.6.12 淀川右岸地域


 土手を飛ぶハッカチョウ


 ヒナたちにエサを持ってきた この木の下にヒナたちがいる

 上の写真の親と入れ替わりにえさを運んできたもう1羽の親

 田んぼのそばでヒナのエサをとっている
 拡大して見たところ、カブトエビ Kabuto shrimp をくわえている

 カブトエビはカブトガニ同様に2億年前のままの姿だと言われている
 1匹くわえたまま次のを狙っている


 水を張った田んぼでエサをとった

 

 尾が二つに割れているので、これもカブトエビ

 引き続き咥えたまま次のをとる

 まるで魚を捕るササゴイやサギの様子を彷彿とさせる

 先ほどの1匹を咥えたままもう1匹をつかまえた 実に器用だ カワガラスを思い出す



 これは土手を越えて川の方に餌捕りに行くところ

 1羽がザクロの花咲く場所に止まる

 しばらく見ていると若葉のようなものをとった

 虫なのか? これもヒナたちに運んだ

 面白い歩き方をする 胸を張ることが多いから独特の歩行になる

 見つかってしまった

 そそくさと飛び去る・・・

 虫を咥えて柑橘系のこの木に止まる

 しばらくキョロキョロしていたが真っ直ぐこちらへ飛び、頭上を通過してヒナたちのいる木に行った

 先日のびわの実のような植物系は、ザクロの若葉?だけ

 そのほかは虫系で、圧倒的に田んぼのカブトエビだった。

 ちなみに、カブトエビはコサギやチュウサギやアマサギたちも食べている。