2023年6月9日金曜日

田んぼの野鳥(ケリのヒナは大ピンチ・ツバメの幼鳥たちの成長・ムクドリの親子)chicks of birds


 平地では田植えが始まった。山間部より1ヶ月遅い。どの田にも水が張られているが、まだ、トラクターで泥をかき混ぜているところも多い。今日はそんな田を見て回った。

ある田で、トラクターが動き回っている上で、ケリのつがいが例のけたたましい鳴き声を出して飛び回っていた。えっ、ヒナがいるのではとピンとくる。

よく見ると、コンクリートの畦のそばで4羽の(やや大きくなっている)ヒナが右往左往している。直ぐ、カメラを出した。


 ■■ケリのヒナは大ピンチ

 chicks of Grey-headed Lapwing

 2羽ずつで4羽が右往左往
 2023.6.9 淀川右岸の田んぼ

 ヒナのいる田んぼで大きなトラクターが田ならしをしている

 やっと1羽のヒナが泥の山に足をかけた 親は向こうの田の上を飛んで鳴き叫んでいる

 畦を乗り越えようとする

 みごと乗り越えた それを見ていたもう一羽が悟ったようだ

 同じように泥山に足をかけ 乗り越えた

 この2羽は隣の田を横切って更に向こうの畦を歩いている

 残る2羽のうちこの1羽は恐怖で鳴いている 畦にあたる波の後はこの子の頭の高さ

 残る2羽のうち1羽も畦を超え2つ向こうの田へ 3羽が見える

 残る1羽もなんとか畦を超えた 親1羽とヒナ4羽、無事に恐怖から脱出した



 ■■ツバメの幼鳥たちグループ

 巣立ちして日がたった幼鳥たちが10数羽ほど集まって行動していた

 2023.6.9 淀川右岸の田んぼ Young Barn Swallows


 虫取りも飛翔もなかなか上手くなっている

 ここには幼鳥たちしかいない 若者集団なのだ


 ちゃんとこっちを見ながら飛んでいる


 速い速い 幼鳥だからとなめてはいけない

 ただ、疲れやすいのはやっぱり幼鳥なのだ 渡りの体力はもっとつけないと!



 何かのきっかけでまた餌捕りに飛ぶ


 ■■ムクドリの親子

 chicks of White-cheeked Starling
 2023.6.9 淀川右岸の田んぼ 甘えて餌ねだり

 子どもどうしで自分でも餌探しする

 親が様子を見に来るとまた甘える いい加減にしなさいと言ってるように見える

 向こうにいる子の方へ飛んでいく やっぱりまだ心配なんだな