10日程前に田んぼの中からタマシギのオスが姿を見せていた。この時は、まだ抱卵中のようであった。巣のある田んぼではエサ不足のようで、大きく飛んで道を挟んだ西側の田にエサを食べに行っては元に戻っている姿を見た。もちろん稲が伸びているので巣は見えない。
それが、3日前に、4羽の子どもを連れて姿を現したと連絡をもらう。それで何とか腰痛を押して昨日の正午前に行って対面してきた。カメラマンは早くもよそから来ていた1人が残っていた。しばらくすると姿を現した。卵から孵ってそれほど経っていない可愛いヒナたちが、お父さんの後をついて回っている。
タマシギ:Greater Painted Snipe 珠鷸(Tamashigi) 24cm 留鳥・漂鳥
撮影順に掲載
タマシギの親(オス)と4羽の子どもたち 2023.8.2 田んぼ
右手前の子はちっちゃなタニシを咥えている 左の子ももらっているようだ
タマシギは、巣作りはオスとメスで協力する。メスは出来た巣に産卵するとその場を離れる。別のオスを見つけて子孫作りに励む。
メスが産んだ卵を温めて孵すのはオスだけでする。そして、孵ったヒナを育てるのもオス。
育メンはタマシギたちは古くから行っているので、生き物の世界は面白い。