地元の池でカルガモのヒナが5羽誕生し、朝方撮影しに行ったが昼までに近くの川に引っ越ししないので、隣市の山中へサンコウチョウの様子とオオルリの営巣の様子を確認しに行く。サンコウチョウは確認できなかったが、オオルリは2カ所でオスを確認した。
自分にとって探鳥とは一人歩きのことを言う。人が誰もいない林道を、帽子・服とも黒い姿で歩く。その姿でオオルリの鳴き声がしたら勿論探すわけだがこれが困難を要する。要は暗いのだ。それでも、比較的近くで鳴く姿を見つけてじっとしていると、こちらも黒いのでオオルリもさすがに警戒していない。肉眼で見ると日があまり射さないからオオルリはカラスのように黒っぽい。このページの写真と動画を見る人は、営巣地の明るさがこうなんだと思わないように。カメラの性能で明るくなっているのだ。
山中の公園などに車で乗りつける撮影ではない。ほとんど人の来ないところで、勿論、手持ちだ。撮影した値打ちはあると思っている。
特に、動画の終わりの方は、頭の直ぐ上に飛んできて鳴くものだから、声がとてもハッキリ入っている。営巣地の鳴き声は、都市公園などでなかなか聞けるものではない。オオルリと聞いただけで「知ってる」「撮った」と思い込んでいるカメラマンのなんと多いことか。悲しいことだ。
●オオルリ: Blue-and-white Flycatcher 大瑠璃(Ohluli)17cm 夏鳥
Photo & Movie : Olympus OMD EM1Ⅱ+ Lumix G VARIO 100-300mm
Photo 2024.5.23 北摂隣市の山中