2022年6月18日土曜日

タマシギのペア A pair of Greater Painted Snipe

  大阪北部地震がおこって今日で4年。通勤や登校の時間帯だった。震源は地元の地下10Km。戸建ての家は、屋根瓦が割れたりずれたり、壁面に亀裂が入ったり、古い家屋の場合は傾いて人がすめなくなったり、命があってもその後の修復で貧富や境遇の違いが明暗を分けた。瓦職人の不足もあって、1年過ぎても屋根の補修に来てもらえずブルーシートで耐えた家があちこちに見られた。地震、雷、火事、親父とはよく言ったもので、人力ではなんともしようのない順に並んでいる。今なら、台風や竜巻が入って親父が抜けるのだろう。

 今日は、連絡いただいたタマシギ(珠鷸)のペアを見に行った。

■■ タマシギ:Greater Painted Snipe 珠鷸(Tamashigi) 24cm 留鳥・漂鳥

 左がオス 右がメス 2022.6.18 淀川左岸側の田


 タマシギはメスが複数のオスと交尾し、オスが1羽で卵を温めヒナを孵しヒナも育てる。
つまり1妻多夫の野鳥。巣は、オスとメスが協力し合って作る。

タマシギの巣作りの様子は、昨年右岸の田で動画と写真を撮ってこのブログに載せてある。興味のある人は、次のリンクでご覧あれ。

「タマシギの巣作り Building a nest of Greater Painted Snipe」

 メスの目の周りから後ろにかけて白い勾玉のような模様がある。名前の由来は諸説あるが勾玉模様からと考えるのも綺麗。
オスは全体に地味な色で勾玉の模様も黄色みがかっている。



 後ろのオスは羽繕いしている

 オスが翼を持ち上げたところ

 基本、オスはメスの後をゆっくり歩いて追っかける





 メスがくちばしをかいている

 目が大きいだけに閉じると可愛い

 田植えが終えた後は稲が伸びるわけで、巣を隠してくれる