2020年10月3日土曜日

ヤマガラはエゴノキの果実のどこを食べるの

ヤマガラは人懐こいし利口な小鳥のようだ。

秋になるとエゴノキから緑色のサクランボウみたいな果実がぶら下がる。ヤマガラたちにとっては、この実に目がないようだ。取りに来ては離れた木に柄のついた実を運んで食べてはまた来ると言うふうに何度も繰り返す。

ところが、エゴの果肉は苦くてとても食べられる代物ではない。本当に果肉を食べているのだろうか。2020年9月26日に観察したものを掲載してみた。


1.地面で採餌をしているヤマガラ


2.エゴノキにやって来たヤマガラ

3.エゴノキの果実を咥えている

3.そして安全な場所へ飛んでいく

4.こうして果実の柄を咥えて飛んでいくことの方が多い

★★★ 観察したエゴノキのそばに生えている別の木で果実を処理する個体もいた

5.足に挟んでいるのがエゴノキの果実

6.しきりに嘴で突き始めた

7.果肉は食べずにひたすら突いている

8.果汁が飛び散っている 中から種子が見えてきた

9.その種子を嘴で上手く抜き取った

10.嘴には茶色い種子が 果肉は足から離し落下する

11.種子は再び足で挟み、ここで食べるつもりのようだ。 
種子は嘴でつついて中身を食べるのだが


12.気が変わったのか人が来たのか種子を咥えて別の木へ飛んでいった


★★★ 果実の取り方

13.片足の指で握って回転させ柄を木から引きちぎる

14.もう一方の足は枝をしっかり握っている

15.柄を嘴で折り曲げたり切ろうとしたりもする

16.ヤマガラがエゴノキの果実を取りに来る撮影は飽きない なかなか思うように撮れないからだ・・・

彼らは大半の時間を食の調達に割いている。他は水飲み水浴びなど。いずれも、その時が敵に襲われる危険性が最も高い。常に、キョロキョロしながら暮らしている姿をみると、間違っても鳥のようになりたいなどとは思わない。人として生まれたことがいかに幸せかを実感する。