クロツグミは夏鳥で、春に飛来すると直ぐに近隣の山へ入る。
オオルリやサンコウチョウと同じテリトリーで営巣する。しかし、その頃は、オオルリ、サンコウチョウ、クロツグミの順で撮影はだんだん難しくなる。
山中でのクロツグミの鳴き声は美しくよく響き渡る。それもそのはずで高い木の天辺で鳴くことが多く、茂みに下りて餌をとるときにはほとんど鳴かない。過去に夏の山中で、木の天辺でさえずっているのと、移動中の枝止まりと、地上に降りて餌探しするのとそれぞれ撮影した。だが、葉の間からの空抜けや、枝止まりなかなか静止しないし、山中の地上は暗すぎてシャッター速度が上がらないなど、なかなか難しい。
秋の移動の時期には、平地に下りてきて大きな公園や河川敷でその姿が見られるので、まだ、山中よりはましだ。もっとも、あの美しいさえずりを聞けるその醍醐味は、山に行った苦労の賜物だといえる。
クロツグミ:Japanese Thrush 黒鶫(Kulo-tsugumi)22cm 夏鳥
1.クロツグミ♂ 2020.10.25 左岸枚方河川敷
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今日、久しぶりにここの河川敷へ行ったら、アトリの群れが密かに秋ニレの実を食べているのに出あった。直ぐ頭上で食べているところも写せたが、昨日の高槻で出あったアトリたちと一緒に、後日掲載したい。