2021年6月29日火曜日

イカルチドリ悲願のヒナ孵る Long-billed Plover chick

  以前に抱卵中のイカルチドリを掲載したが、実は悲運なことに、豪雨で流されてしまった。ところが、この番は、その後再び産卵し抱卵していたが、またしても豪雨で流されてしまった。ところがところがである。3度目の産卵と抱卵をした。ええっ!とその時は驚くとともに今度はどうか豪雨にならないよう願った。しかし、今年の異常な気候がまたしても卵を水没させたのだ。その後、水が引いてみると卵が2個残った。すると、その卵を、交代で抱卵し始めたのだ。果たして孵るのか?と疑問に思う人が多かった。それが、6月27日(日)に雛が孵ったのである。

 このイカルチドリの親たちと、この世に誕生してきたヒナたちに熱く胸を打たれた。


 ど根性イカルチドリ親と2羽のヒナ 2021.6.27

 右が先に孵ったヒナ、立ちあがった親の下にいるのが孵って間がないヒナ 左のヒナは腹を上に向け親の体温を直に受けていた。

 先に孵ったヒナはよちよちと歩けている

 この日はあまり気温が上がらずやはり体温が下がるのだろう、親の胸に潜り込む

 親は交代で後で孵ったヒナを座って温めている

 

 可愛くてたまらんのだろう、嘴でヒナの顔をなでている。頬ずりなのだ。




 一番子二番子がともに見えた 


 

 2番子も躰を起こし始めた

 同じ様な写真ばかりに見えるだろうか。野鳥観察を主とする人のために選んで掲載したつもりだ。この両親の子を残そうとする執念はすごい。

イカルチドリ:Long-billed Plover 桑鳲千鳥(Ikalu-chidoli)21cm 留鳥