日本は大寒気に覆われ、風強く寒い日が続いている。今日はめったに雪の降らない大阪でも一日ふわふわと雪が降り、けっして積もるわけではなく路面を濡らす程度だが、それでも外へ出る気が起こらなかった。
13日はオオハムを観に、中央環状線をバイクで飛ばしたのがよくなかった。風にあおられてしかも寒さが並ではなかった。現地についても河川なので突風が常に吹く。聞いていたいつもの場所よりずっと上流へいると木に囲まれた場所でベニマシコを写していた現地の人が親切に教えてくれたが、結局見つけられなかった。車が空いていたので車で来ればよかったと鼻水を垂らしながら、早々に家路についた。このときも雪がチラチラと降ってきた。すっかり冷え切った体は、前述の様に鳥見に外出する気すら起こさず、家でゆっくり過ごしていた。
さて、今日掲載するのは、12日に地元で写したゴイサギたちが飛翔するところ。近場でもそのときのタイミングで普段なかなか写せない野鳥の姿を見ることができる。今回のことは、野鳥撮影を始めた頃の基本に戻るべき戒めとしたい。
★★★ゴイサギ:Black-crowned night heron 五位鷺(Goi-sagi) 58cm 留鳥
蘆(よし)に覆われている池の周囲を歩いているとき、突然、池にいたたくさんの水鳥たちが飛び出し池の上から周囲に向かって旋回しだした。理由は様々だがよくあることだ。その中の一団に見覚えのある飛び方をしているものたちがいる。ゴイサギではないかとレンズを覗くとビンゴだった。10羽ぐらいいた。頭上も通過してくれる。
★★ヒドリガモ:Eurasian Wigeon 緋鳥鴨(Hidoligamo)49cm 冬鳥
ヒドリガモたちは、ヒューヒューと風きり音が聞こえるほどせわしなく翼を動かす。
ぴったり呼吸を合わす様な飛び方だ。スタートレックのクリンゴン船のモデルはこの鴨たちだと以前から思っている。他にコサギ、カルガモも慌てて飛び去っていた。