2022年1月3日月曜日

淀川の猛禽3種+トラフズク・シメ・その他

 正月三が日も今日まで、明日から淀川河川敷も日常に戻るのだろう。

 昨日の2日は、オオタカ若、ミサゴ、チョウゲンボウに出あう。初夢の前に本物のタカを見られたので今年の鳥見も幸先がよい。今日の3日は、全身を見せたトラフズクに出あう。年末にいなくなったと聞いていたのでこれもラッキーだった。 

 以下の写真は OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmで手持ち撮影

★★ ミサゴ:Osprey 鶚(Misago)♂54cm ♀64cm留鳥

 淀川で水面から頭を出している岩にミサゴが止まっていた。足下をよく見ると、爪で食べかけの魚をつかんでいる。半分食べカラスに追われたのか、しきりにキョロキョロ上を見回す。


 やがて鳴き声がしたので、急いでカメラの設定を変える。案の定、飛び出した。

 猛禽は、やっぱり翼を広げたとき貫禄がある。


★★オオタカ:Northern Goshawk 蒼鷹(Ohtaka)♂50cm ♀59cm 留鳥
 カラスが追っていたのはオオタカの若鳥(胸の縦線) 淀川

 激しいバトルだった。カラスはくちばし、オオタカは足の爪で互いを攻撃する。蘆の茎や葉が遮って肝心のところのショットがかすんでいる。


★★チョウゲンボウ:Common Kestrel 長元坊(Chogenbow)♂33cm ♀39cm 留鳥
 チョウゲンボウが、河原の上で餌探しにホバーリング。 淀川河川敷

 顔つきは真剣そのもの。獲物が見つからなければ冬を越せずに命を落とす。


★★トラフズク:Long-eared Owl 虎斑木菟(Tolafuzuku)38cm 留鳥・漂鳥

 木に擬態しているトラフズク 薄く目を開けている
 400mm(35mm換算では800mm)で撮影したもの

 これは、100mm(35mm換算では200mm)で撮影したもの

 同じトラフズクを右から撮ったもの 毛並みがよくわかる。

 2時間前に数名のカメラマンに囲まれてた別の場所。木の上の方で葉に隠れるようにいた。
他の野鳥を探鳥して戻ると、誰もいなくてトラフズクもいなくなっていた。
近くに寄りすぎると逃げるのは身を守る野鳥の常、一定の距離は保ってほしい。辺りを探すと上のトラフズクが見つかった。同じ個体かどうかはわからない。


★★シメ:Hawfinch 鴲(Shime)19m 冬鳥
 よく伸びたヤナギの木の天辺近くにシメがいた。 淀川河川敷

 ワンドを挟んだこちら側でもちゃんと警戒してみている。レンズは大きな目に映っているのだろうか。

★★ジョウビタキ:Daurian Redstart 尉鶲(Jyoh-bitaki)14cm 冬鳥
 葭原外れの草原にいたジョウビタキのオス 淀川河川敷

 全く別の場所のジョウビタキのメス

★★カシラダカ:Rustik Bunting 頭高(kashiladaka)15cm 冬鳥
 水飲みに来たカシラダカ 淀川河川敷

★★モズ:Bull-headed Shrike 百舌鳥(Mozu)20cm 留鳥
 葭原のモズ♂ 淀川河川敷

★★オオバン:Eurasian Coot 大鷭(Owban)39cm 冬鳥
 近くで写せたオオバン 淀川ワンド

★★カワセミ:Common Kingfisher 翡翠(kawasemi)17cm 留鳥
 淀川沿いで餌をとるカワセミ♀ 淀川

 同じ♀ 次へ向かう前の動作

★★ダイサギ:Great Egret 大鷺(Dai-sagi)80-90cm 留鳥
 淀川で餌とりするダイサギ 淀川