日没が少しずつ遅くなってきた。明日から如月(きさらぎ)で衣更着とも言うが「衣更着」の方が現実感がある。2月4日(金)は立春。冬と春の分かれ目で春の方に傾いてくる。天気予報では、まだまだ本格な冬が続くらしい。だが、淀川の河川敷の土手では、セイヨウカラシナの茎が伸び出して黄色い花を付けているところもある。野鳥観察を通して草木や虫たちの暮らしから学ぶことが多い。
■シベリアジュリン:Pallas's Reed Bunting 西比利亜寿林(Shibelia-Julin)14cm 数少ない冬鳥
21日以来10日ぶりに行ってみたらカメラマンは誰もいない。これはしめたと思い少し待っていたら、1羽の小鳥が鳴きながらヨシの下の方に入って止まった。(3枚目)シベリアジュリンだが手前の草がかぶり難儀する。やがて更に潜り行方不明。しかたが無いのでホオジロやアオジやカシラダカを相手にぶらぶらしてもどってくると、一番前の穂にちょこんと止まっている。ヨシに止まると保護色なので初め気づかずに飛ばしてしまうところだった。ただ、こんな時に限って風が吹いてシーソーの様に穂が揺れる。やっぱり難儀した。
■アオジ:Black-faced Bunting 青鵐(Aoji)16cm 漂鳥・留鳥
■カワセミ:Common Kingfisher 翡翠(kawasemi)17cm 留鳥
■カイツブリ:Little Grebe 鳰(Kaitsubuli)26cm 留鳥
■ジョウビタキ:Daurian Redstart 尉鶲(Jyoh-bitaki)14cm 冬鳥
■エナガ:Long-tailed Tit 柄長(Enaga)14cm 留鳥
■ハシボソガラス:Carrion Crow 嘴細鴉(Hashiboso-galasu)50cm 留鳥
土手でカステラの様なものを見つけ近くの倉庫の屋根で食べている。舌を使っているところを見ると、人の様に味わいながらの食事なのかも知れない。
■ある池の畔の風景
■セイヨウカラシナの花 2022.1.30 淀川右岸河川敷の堤