2022年10月31日月曜日

可愛いムギマキのオス若鳥

  ムギマキは旅鳥で、越冬するため南下している通過途中の個体がまだ大阪で見られる。繁殖地は樺太とその西方の東アジア大陸(アム-ル川周辺から旧満州あたり)のようで、越冬地は台湾、フィリピン、インドネシアなどのようてある。日本で繁殖する夏鳥、越冬する冬鳥以外で、日本を通過するだけの渡り鳥を「旅鳥」と呼ぶ。一説にはムギマキの春の北上と秋の南下のル-トは異なるといわれるが、大阪では春も秋も目撃され撮影されている。

ムギマキはヒタキ科の小鳥で、キビタキに近い種。本来はムギマキヒタキがムギマキになっつている。この小鳥が秋に姿を現すと麦まきを始めればよいと、古人たちの大切な暮らしの中で名付けられたから、かつては、たくさんいたと推測できる。

今日は10月の晦日。可愛いムギマキの若オスに出あえて神無月の良い締めとなった。

■■ ムギマキ:Mugimaki Flycatcher 麦蒔(Mugi-maki)13cm 旅鳥

 ムギマキの若オス 2022.10.31 都市公園