親鳥は山の渓流で巣にいるヒナのためにえさ捕りで飛び回っている。
留鳥の中ではもっとも早く巣作りと子育てをする。
えさのカワゲラやトビケラが水中にたくさんいる間に、子育てを終えるためだろう。
昨年、巣立ちしたばかりのヒナに小魚を捕って渡すところを撮影したが、重すぎてヒナは嘴で挟むことができなかった。やはりケラが適しているのだ。
ヒナの嘴が見えたので巣立ちは近いだろう。
1.カワガラス Brown Dipper 河烏(Kawagarasu)22cm 2020.3.9 撮影
ヒナにエサをやってから近くの木で様子を見る親
山あいの渓流は暗く水面すれすれを飛ぶときは黒く見えることから川のカラスのようだと名付けられているが、実際はチョコレート色で大きさもツグミぐらい。
2.巣の中のヒナにエサをやっている ヒナの嘴が見えている 2020.3.9 撮影
3.餌やりは素早く、一瞬で終わる しかも暗いので撮影には難儀する 2020.3.9 撮影
巣は水苔などで切り立った岩のくぼみに作るが、小さな滝の裏側に作るときもある。
いずれにしても哺乳類などの天敵は近づけない。
また、ヘビなどはまだ冬眠している。
4.巣から離れた場所でえさ捕りしているところ 2020.3.9 撮影
5.速い水流でも足でしっかり岩を掴み、水中に潜ってえさを捕ることも度々ある 2020.3.9 撮影
6.嘴にはヒナにやるためのケラをいっぱい咥えている 2020.3.9 撮影
同じ渓流で、美しい成鳥オスのルリビタキに出あう。
7.ルリビタキ♂ Red-flanked Bluetail 瑠璃鶲(Lulibitaki) 14cm 2020.3.9 撮影
8.同上のルリビタキ♂
OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+Teleconverter MC-20